新月の木で家をつくる会 
 
 
山・森・木との共存
地域資源を生かした家づくりを推進する会です。
〔人(知識・知恵・経験)・素材(木・紙・土)・環境(気候・風土)〕
地域資源を広く知って頂き、ものづくりや、
環境作りに活かしていく方法を考え・実践し・伝える。
ユーザーを中心としたネットワークによる顔の見える
家づくり(ものづくり・人づくり)を勧めます。


 山梨の森の現在と未来

   【 県有林の現状 】
  本県は県土面積446,437haの78%を森林(347,779ha)が占める森林県です。
県有林はこのうち45.5%、158,258ha、県土面積の35.4%を占めています。
この県有林は、標高200mから3,400mにわたって分布しているため、多様な植生を見る事ができます。

   【森林資源表】
 
区分
面積(ha)
蓄積(?)
成長量(?/年)
人工林
58,434
43%
7,669,202
41%
315,689
天然林
76,989
57%
11,043,471
59%
121,065
林地 計
135,423
100%
18,712,673
100%
436,754
無立木地
152
-
-
-
-
余地
22,683
-
85,980
-
-
合計
158,258
-
18,798,653
-
-

 


   【 人工林天然林別林地面積 】
 



 環境としての樹

水源の森を守る
日本は国土が狭い上、急峻な地形をしています。従って、降った雨が短期間で海に流れていきやすく洪水の起こりやすい条件にあります。
一方、森は雨を土の中に浸透させ、ゆっくりと水を川へ送り出します。また、土の中に雨が浸透することにより、富栄養化の原因となる窒素やリンを濾過する機能を持っており、おいしい水を作り出しています。
このように水源の森は私たちにとって、とても大切なものです。

   【 山梨の森は東京・神奈川の水源 】
  山梨県は大都市が存在する東京や神奈川の水源です。相模湖や相模川の水源と多摩川の水源は山梨県です。このように山梨県の森は都会の水を預かる役割をしています。

   【 資材生産に要するエネルギーが少ない 】
  木材 は製造の過程でエネルギー消費量が極めて少ない資材です。ある試算によると、木材の製造過程における消費エネルギーを 1とすると、同じ量のコンクリートを作るには8倍、鉄は350倍、アルミは1460倍のエネルギーがかかるといわれています。

   【 資材生産工程で環境汚染がない 】
  木材は無垢材で利用する場合、特殊な有機溶剤、洗浄剤の使用や物質を燃焼するようなことはほとんどありません。そのため水質汚染や大気汚染といった環境汚染を引き起こすことが少ない資材といえます

   【 原材料の再資源化 】
  木材原材料は ボイラーの熱源、温水プールの熱源、発電、ペレットストーブなどのエネルギー資源や、 木質ボード、堆肥等の原材料として再資源化することが可能です。

   【 原材料の再利用 】
  住宅等に利用されていた構造材などは丁寧に解体することで、再度構造材等に利用することができます。これは加工等に消費するエネルギーが少なくてすみます。

   【 原材料の持続的生産 】
  樹木は光合成によって生長するため、化石燃料のように有限な資源ではなく、適正に管理すれば木材を持続的に生産することが可能な資源です。

   【 使用する人や生態系への影響がない 】
  無垢材は特殊な薬品などは使われていません。従って使用する人や生態系に対して害を与えることはほとんどありません。

地球温暖化
今地球は二酸化炭素等の温暖化ガスの増加により温暖化が進んでいます。太古より地球は氷期と間氷期を繰り返しており、その気候に対応して森林も適応してきました。しかし、現在起こっている温暖化のスピードは非常に早く、この変化についていけず絶滅してしまう多くの植物が存在する可能性が指摘されています。
一方、植物は二酸化炭素を吸収し成長します。例えば、自家用自動車 1 台が 1 年間に排出する二酸化炭素は、スギ 160 本で吸収するといわれ、地球温暖化防止のカギの一つは森林であるとも言われています。しかし、間伐し本数を間引いてやらなければ、スギも十分に成長できず、吸収量も少なくなってしまいます。
地球温暖化がこれ以上進む前に、適正に管理された森林の木材を積極的に利用することも地球温暖化防止に役立つはずです。