新月の木で家をつくる会 
   


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新月材

新月」とは
月は 29.5 日で地球を周回する。月が太陽と同じ方向にあるため、
地球から見ると、太陽光が当たらず、真っ暗な影の側しか見えない状態。
陰暦で、月の第1日。この後少しずつ右側が大きくなり、
右半分が輝く「上限の月」を経て「満月の月」へ移行。
今度は、少しずつ右側が欠けて左半分が輝く「下限の月」を経て新月に戻る 。

新月の木の知識
冬季の、満月が欠け始めてから新月に至るまでの約二週間に伐採された木を
『新月の木』、反対に新月から満月に向かう時期に伐採された木を『満月の木』
と総称している。この二週間の内、さらに適切な伐採時期が目下進行中の実験
から特定できると期待される。
『新月の木』の特性としてカビが生えにくい、虫がつきにくい、割れにくい等
があげられている。

(エルヴィン・トーマ著「木とつきあう知恵」より)。


 安心・安全な建材「新月材」

   【 新月材とは 】

地球上の生物は、月の満ち欠け(朔望)の周期に合わせ自分の体内のリズムを作り出している例が多く見られます。例えば、人や象の平均妊娠期間は朔望周期の整数倍、ウミガメや珊瑚は満月の夜に産卵することが多いなど様々なものがあります。このことは、月が及ぼす引力が原因であるといわれています。樹木においても、新月の時期と満月の時期では含まれる物質の量に違いがあることが科学的に証明されつつあります。新月の時期は、満月の時期に比べ成長するための養分が少ないく、新月の時期に伐採した樹木は満月の時期に伐採した樹木よりも腐りにくくて、木材利用に適しているということです。このことは、日本やヨーロッパでは古くから言い伝えられています。この新月の時期(下弦の月〜新月)に伐採した木材が新月材です。

現在、一般に新月伐採といわれるものは、北欧のエルビン・トーマ氏の方法にのっとった冬の新月期に行われる伐採が正式なものです。しかし、北欧と日本では気候も異なりますし、樹木の種類も異なります。そこで、私たちは日本古来より林業が盛んな吉野地域の伐採時期である春と夏の新月期に伐採を行っています。実際に行ってみると、冬の新月伐採よりも春夏の新月伐採のほうが色艶も良いようです。

 



 トレーサビリティー

   【 原木を製材し 最適なルートで ユーザーに届ける 】
  材木が木材センターやホームセンターに並んでいますと、切り身魚のことが思い浮かびます。どこで育って・何時伐採され・どのように加工されたのか、それにどんな人間が関わっているのか?建材の安全性が判り価格の仕組み が分るように、木の育っている山に入ってユーザーにじかに原木を見ていただき、伐採・製材の過程を経たものがそのまま手元に届く仕組み作り、中間マージンをなくした価格の木を提供できるようにしました。




 地産地消

   【 母の木(母樹)と永代木 】
  母樹とは苗木を作る際に種子を採取する樹木のことを言います。成長・素性の良い樹木を母樹とします。吉野地方では母樹はスギの場合 60 〜 70 年生、ヒノキの場合 40 〜 50 年生が最も良いといわれています。この母樹は苗の性質の多くを決定するためとても大切です。永代木とは山林中の最優良木(最も太い木)のことで樹冠、樹幹共に均整がとれ、直通で生育力の盛んな木のことです。



 木材の流通と現状

現在木造住宅の80%が輸入材です。輸入材は防腐剤を散布され日本に入ってきます。住宅1件に占める木材の費用はわずか10%程度ですが、 輸入材と国産材の価格差は建築費の1 % 程度です。外材は薬漬け , 本当にそれでよいのでしょうか。
現在日本の山には戦後植えた杉や桧が育ってきていますが、輸入材に押されて間伐など手が行き届かないため、建築の材料としては使えないと聞きます。しかし、使えないではなく、使おうとしてないのでは?

〜地域材を使う木〜
自然の中に生きたものは、長い歳月を経てその地域の環境に合わせ生き延びてきています。風土に合った何らかの仕組みが木の細胞に刻みこまれていると考えてよいでしょう。その地域の材は、その地域の湿度や温度にあった素材を得ることができれば、呼吸をするのではないか。 呼吸をしなくても、狂いが少ないのでないかと考えられます。
しかし地域材を使いさえすればよいのかというとそうではありません。 外材に負けない品質管理された安定した材料の生産が必要です。伝統的に行わている方法を現代の技術に取り込むことが必要です。

   【 外材との違い 】
  遠く離れた外国の木材が、気候風土の違う日本に適合するわけがありません。しかも、輸入材は全て薬品で消毒されるので、人間の体に良いわけがありません。
建主が住んでいる近くの山で育った木を使って家を建てることが一番大事です。

本来の木が持つ特性を十分に引き出して、無添加の素材である県産材・新月材を適材適所に使用して行く事が、人と家の両方が健やかな時を過ごして行くために一番有効な方法です。

当会でも、消費者の皆様に「木」についての正しい情報を提供し、国産材・県産材の十分な知識を持っていただく努力をしていかなければならないと考えています。