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地球上の生物は、月の満ち欠け(朔望)の周期に合わせ自分の体内のリズムを作り出している例が多く見られます。例えば、人や象の平均妊娠期間は朔望周期の整数倍、ウミガメや珊瑚は満月の夜に産卵することが多いなど様々なものがあります。このことは、月が及ぼす引力が原因であるといわれています。樹木においても、新月の時期と満月の時期では含まれる物質の量に違いがあることが科学的に証明されつつあります。新月の時期は、満月の時期に比べ成長するための養分が少ないく、新月の時期に伐採した樹木は満月の時期に伐採した樹木よりも腐りにくくて、木材利用に適しているということです。このことは、日本やヨーロッパでは古くから言い伝えられています。この新月の時期(下弦の月〜新月)に伐採した木材が新月材です。 現在、一般に新月伐採といわれるものは、北欧のエルビン・トーマ氏の方法にのっとった冬の新月期に行われる伐採が正式なものです。しかし、北欧と日本では気候も異なりますし、樹木の種類も異なります。そこで、私たちは日本古来より林業が盛んな吉野地域の伐採時期である春と夏の新月期に伐採を行っています。実際に行ってみると、冬の新月伐採よりも春夏の新月伐採のほうが色艶も良いようです。